人それぞれコンプレックスが持っていて、立場や性格によってそれに対する悩みは無限にありますよね。
今回はあなたが少しでもコンプレックスを克服・解消できるように、5つの映画を通じてコンプレックスとの向き合い方を紹介していきます。
映画にはあなたと同じか、それより大きなコンプレックスを抱えた人物が登場します。
登場する人物はどのようにコンプレックスに向き合ったのか、少しでもあなたの力になれるように紹介していきます。
参考にする5つの映画
今回参考にする映画は、U-NEXTの『“欠点=チャームポイント”な元気をくれる映画!』という特集で紹介されている以下の映画です。
- ヘアスプレー
- 英国王のスピーチ
- アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング
- マダム・フローレンス! 夢見るふたり
- ボヘミアン・ラプソディ
5作品のうち、3作品は実在した人物をモデルに作られています。
ここではこの5作品の映画が、どんな映画なのかを紹介していきます。
ヘアスプレー
『ヘアスプレー』は2007年に公開された映画で、アメリカ・ボルチモアの1960年代を舞台に、人種差別の歴史や容姿差別に立ち向かう主人公の物語です。
60年代のボルチモア。ハイスクールに通うトレイシーは、人気TV番組に出演して踊ることを夢見ていた。ある日、トレイシーは母親の反対を押し切って番組のオーディションに参加するが、番組の中心メンバー・アンバーとその母親に追い払われてしまい…。
引用元:U-NEXT
主人公のトレイシーは大柄な体型ですが、おしゃれとダンスが好きな明るい性格の女性です。
彼女の明るい性格や、芯の強さには誰もが見習う点があります。
体型や容姿が原因で前に踏み出せないあなたにおすすめの映画です。
映画好きなら、女装して母親役を演じた”ジョン・トラボルタ”にも注目だぞ!
英国王のスピーチ
『英国王のスピーチ』は2010年に公開された、イギリスの元国王・ジョージ6世(アルバート・フレデリック・アーサー・ジョージ)の吃音症の苦悩を描いた物語です。
吃音(きつおん、どもり)は、話し言葉が滑らかに出ない発話障害のひとつです。単に「滑らかに話せない(非流暢:ひりゅうちょう)」と言ってもいろいろな症状がありますが,吃音に特徴的な非流暢には、以下の3つがあります。
音のくりかえし(連発)、例:「か、か、からす」
引用元:国立障害者リハビリテーションセンター研究所
引き伸ばし(伸発)、例:「かーーらす」
ことばを出せずに間があいてしまう(難発、ブロック)、例:「・・・・からす」
上記のような、発話の流暢性(滑らかさ・リズミカルな流れ)を乱す話し方を吃音と定義しています ( ICD-10, WHO)。
英国王・ジョージ5世の次男・アルバートは吃音で内向的な性格。そんな夫を心配した妻が見つけてきたのは変わり者の言語療法士・ライオネルだった。型破りな彼の治療に反発するアルバート。だが兄が王位を返上したことから、突如王の座に就くこととなり…。
引用元:U-NEXT
ジョージ6世は立場上、大勢の人の前でスピーチする機会が多い人物でしたが、吃音症の特性から上手く喋ることができませんでした。
誰しも経験があると思いますが、スピーチの場面で噛んでしまうと恥ずかしいものです。ジョージ6世の苦悩は計り知れなかったでしょう。
そんなジョージ6世が風変わりな治療士と出会い、吃音を解消していくまでの物語になります。
アイ・フィール・プリティ!人生最高のハプニング
『アイ・フィール・プリティ!人生最高のハプニング』は2018年に公開された、ぽっちゃり女子が大活躍するコメディ映画です。
ぽっちゃりした見た目を気にして、自分に自信が持てないでいるレネー。ある日、頭を強打したことで自分が絶世の美女になったと勘違いした彼女は、超ポジティブに。優しい恋人ができ、憧れの美人CEOの右腕に抜擢され、何もかもが絶好調になるが…。
引用元:U-NEXT
頭を打ったことで自分が超絶美女に見えるようになってしまったレネーは、自分に自信が持てるようになります。
もちろん体型は変わっておらず、変わったのは彼女の性格だけですが、それは大きく自分の環境を変えていくのです。
底抜けに自信を持てるようになった彼女の姿は、ありのままの自分の大切さを教えてくれます。
マダム・フローレンス!夢見るふたり
『マダム・フローレンス!夢見るふたり』は2016年に公開された、実在した「音痴の歌姫」フローレンス・F・ジェンキンスを映画化した映画です。
ソプラノ歌手になる夢を追い続けるマダム・フローレンス。だが彼女は、自分が音痴であることに気づいていなかった。愛する妻のため、夫のシンクレアは献身的に立ち回っていたが、ある日、フローレンスが権威あるカーネギーホールで歌うと言いだして…。
引用元:U-NEXT
自分が音痴とは知らないマダム・フローレンスは自信満々に歌を歌います。
フローレンスを演じるのは歌唱力に定評のあるメリル・ストリープです。
ボヘミアン・ラプソディ
『ボヘミアン・ラプソディ』は2018年に公開された、世界的バンドグループ「Queen」の誕生からライブ・エイドまでを描いた映画です。
1970年、ライブハウスに通う若者・フレディは、ボーカルが脱退したバンドに自らを売り込み、クイーンを結成する。彼らは革新的な挑戦を続け、次々とヒット曲を生み出していく。しかし、栄光の影で次第にフレディはメンバーと対立し、孤独を深めていく。
引用元:U-NEXT
ボーカルのフレディ・マーキュリーはいわゆる出っ歯であり、映画では「生まれつき歯が4本多い」とも語られています。
しかしフレディは、それを「口の中が広いから音域がある」と自慢げに語っていますね。
フレディの半生は波瀾万丈で、同性愛、仲間割れなど数々の壁にぶつかっていくのです。
向き合う姿に自信をもらうこと間違いありません。
コンプレックスを感じやすい人の特徴
コンプレックスを感じやすい人には以下のような特徴があります。
- 自分に自信がない
- 他の人と比べてしまう
- 完璧主義
この特徴がある人は、他人よりも自分が劣っている=劣等感を感じやすい傾向にあります。
劣等感を感じてしまうと、抱える必要のないコンプレックスが生まれてしまいます。
ここではコンプレックスを感じやすい人の特徴を詳しく解説していきます。
自分に自信がない
自分に自信がないと自己嫌悪に至りやすく、自分の良い一面より、悪い一面に目が向けられてしまいます。
『アイ・フィール・プリティ』のレネーも始めは自分に自信がありませんでしたね。
自己嫌悪があまり長く続くと精神面で悪影響もあります。
自分に自信がない人は、コンプレックスを抱えるだけでなく、精神面への影響も気をつけましょう。
他の人と比べてしまう
他の人と比べてしまいがちな人もコンプレックスを抱えやすい傾向にあります。
容姿、成績、社会的地位など、本来比べなくて良いものを比べてしまうと、自分より上の人がいた時に自己肯定感を下げる原因になります。
他の人より劣っていると感じると、コンプレックスに感じてしまい、比べてしまう人はコンプレックスを抱えやすいです。
完璧主義
完璧主義で「こうでなければならない」という考え方の方はコンプレックスを抱えやすいです。
顔が良くなければならない、痩せていなければいけないなど、完璧じゃないと気が済まない人に多いです。
完璧主義に方は特性上、特に優秀な方に多いもの特徴です。
コンプレックス解消する4つの方法
コンプレックスを抱えることはストレスになるので、できれば解消していきたいですよね。
そんなあなたのために、ここではコンプレックスを解消する方法を紹介していきます。
自分を受け入れる
コンプレックスが受け入れられるものなら、受け入れてあげましょう。
例えば体型で悩んでるなら、『アイ・フィール・プリティ』や『ヘアスプレー』などのように、自分の体型を受け入れてあげましょう。
体型よりも明るい性格や、自信たっぷりの性格など、もっと良い一面に目を向けてみましょう。
他人と比較しない
コンプレックスは他人と比較することで感じやすいものです。
他人と比較しないことを意識することで、コンプレックスを解消できるかもしれません。
また、コンプレックスは個性と捉えれば比較することも少なくなるはずです。
改善できるように努力する
改善できるコンプレックスなら、努力してみましょう。
『英国王のスピーチ』ではジョージ6世が、吃音を底なしの努力で克服していましたね。
しかし、コンプレックスに感じていることは、あなたの良いところの裏返しかもしれません。
立場にもよりますが、普通の人になるより、いっそ個性だと認める努力をしてみるのも良いかもしれませんね。
コンプレックス以上の良いところを見つける
コンプレックスに悩んで落ち込むより、自分のもっと良いところ見つけてみましょう。
とても優しく接することができる、ある事が抜きん出てうまいなど。
それにコンプレックスも人とは違う個性なのです。
人と違うということは、アドバンテージでもありますよ。
コンプレックスとの向き合い方
体型が気になるあなたへ
体型をコンプレックスに持つ人は少なくないでしょう。
太っている人に多いかもしれませんが、痩せている人、身体が小さい人、大きい人もコンプレックスに感じることがあります。
体型は努力で解消できることが多いですが、受け入れやすいコンプレックスであることも多いです。
『ヘアスプレー』『アイ・フィール・プリティ』などを見ると、体型を気にしない明るい女性は素敵ですよね。
体型はそれぞれの個性なので、ありのままの姿を受け入れてみるのはどうでしょうか。
容姿が気になるあなたへ
顔が整っていなかったり、薄毛など、容姿をコンプレックスに感じる方も多いですよね。
容姿は完璧なほうが良いと感じるかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。
芸能人を思い出す時に、顔に特徴がある芸人さんの顔はすぐに思い出せますが、整いすぎてる方の顔はなかなか思い出せないことがありますよね。
顔に特徴があることは、覚えてもらいやすいメリットがあるのです。
容姿が原因で自信がなかったり、卑屈な性格になるより、逆手にとって人とコミュニケーションに生かしてみてはどうでしょう。
声が気になるあなたへ
声と言っても、声そのものをコンプレックスに感じる人もいれば、音痴や吃音のようなコンプレックスに抱える人もいるでしょう。
声そのものにコンプレックスを感じている人は、素晴らしい個性なので自信を持って大丈夫です。
音痴や吃音をコンプレックスに感じている方は、同じコンプレックスを抱えていた人を参考にしてみると良いでしょう。
以下の映画の登場人物は実在の人物をモデルにしているため、得られるものがあるかもしれません。
- 音痴で悩んでる方には『マダム・フローレンス!夢見るふたり』
- 吃音で悩んでる方には『英国王のスピーチ』
まとめ:コンプレックスを気にしない方法は”個性”だと認識する
今回はコンプレックスの向き合い方と解消方法について紹介してきました。
コンプレックスと向き合うためには、個性だと認識することがおすすめです。
今回参考にした映画を見ることもおすすめです。
参考にしたのはU-NEXTの『“欠点=チャームポイント”な元気をくれる映画!』という特集で紹介されていた映画です。
どの映画も面白いですが、コメディが好きなら『アイ・フィール・プリティ』、真面目なストーリーが好きなら『英国王のスピーチ』がおすすめです。
映画は見るだけで他の人の人生を体験できるのでおすすめです。