【映画に学ぶ】自分探しの旅を成功させるやり方と意味を解説

「自分探しの旅」とは文字通り、自分を見つめ直す旅のことを言います。

ただ「自分探しの旅は本当に意味があるのか?やる価値があるのか?」不安になりますよね。

そんなあなたのために、映画から自分探しの旅の意味や成功のコツを紹介していきます。

参考にする映画は、U-NEXTの『可能性は無限大!映画で行く「自分探しの旅」』という特集で紹介されていた、以下の5つの映画です。

  • 最高の人生の見つけ方
  • スタンド・バイ・ミー
  • ボニーとクライド/俺たちに明日はない
  • ロング・トレイル!
  • ポップ・アイ

参考にした映画が見られるのはこちら

それでは自分探しの旅について詳しく解説していきます。

自分探しの旅をしたくなる理由

あなたが「自分探しの旅に出たい」と考えた時、その理由はなんでしょうか?

理由を明確にすると、旅に出た時に得るものが多くなります。

ここでは自分探しをしたくなる理由について解説していきます。

やりたいことが見つからない

今の仕事がやりたいことではなく、やりたい仕事や趣味などが見つからない場合に旅に出たくなります。

やりたいことが見つからないと、人生に面白みが見つけられません。

やりがいが見つかれば、現状に不満や不安を抱えている方も払拭できるかもしれません。

現状の生き方に不安を抱えている

これからの未来に不安を抱えている時に、現状で正しいのかわからなくなることがあります。

そんな時に自分の本当にやりたいことを見つけたくなりますよね。

現状から逃げ出したい

逃げ出したいほど辛い現実を前に、旅に出たくなりますよね。

しかし、この理由で自分探しに出ようと考えている方は少し思いとどまっていただきたいのです。

自分探しの旅とは、本来自分のやりたいことを見つけるためにあります。

自分探しの旅に出る本来の目的とズレてしまうので、この理由で旅に出ようと考えているならお勧めしません。

自分探しの旅をするメリット

自分探しの旅をすることで得られるメリットはいくつかあります。

自分探しの旅のメリットをここからは紹介していきます。

今までなかった価値観を得られる

当たり前だと思っていた価値観は、視点を変えると全く違うものに見えてきます。

例えば現状が「会社員」の場合、給料は毎月当然のように入ってきます。

しかしその環境を抜けて仕事を始めると、毎月固定の給料は入ってきません。

当たり前かもしれませんが、これを体験しているのと知っているだけなのでは全く価値観が異なります。

同じように自分探しの旅では、新しい価値観を発見できるかもしれません。

やりたいことが見つかるかもしれない

自分探しの旅の本来の目的である、自分のやりたいことが見つかるかもしれません。

『最高の人生の見つけ方』でも旅の途中でやりたいこと、本当に大切なものを見つけることができています。

このように自分探しの旅では、やりたいことが見つかるかもしれません。

自分を見つめ直すことができる

自分探しの旅を通して、自分を見つめ直すきっかけになることがあります。

『スタンド・バイ・ミー』でも、主人公のゴーディが作家になったのは旅のおかげと言えます。

ゴーディは旅の途中で友人のクリスに「作家になれ」と言われなければ、大人になった時に作家にはならなかったかもしれません。

クリスはゴーディの得意なことにヒント出し、ゴーディが自分を見つめ直すことができたのでしょう。

自分探しの旅をするデメリット

自分探しの旅をするデメリットはあるのでしょうか?

メリット同様にデメリットも存在します。

ここではそのデメリットをいくつか紹介していきます。

なんの成果も得られないことがある

自分探しの旅に期限や目標を持たないまま始めてしまうと、なにも得られない可能性があります。

自分探しの旅はやりたいことを見つけるためのものなので、ゴールを明確にしないと効果が薄いでしょう。

「死ぬまでにやりたいことを始め、終わるまでやめない」「これまでの価値観を覆す、期限は〇〇まで」などと決めてから行動するのがおすすめです。

時間やお金がかなり必要

自分探しの旅には、時間やお金がかなりかかります。

例えば旅先に海外を選んだ場合、非常にお金がかかるでしょう。

時間やお金を消費した上で、なにも得られないこと場合もあるので注意しましょう。

旅をすることでただ満足してしまう可能性がある

自分探しの旅に出ると、旅自体に満足してしまい、本来の目的が達成できない可能性があります。

自分のやりたいことを見つける旅ですが、旅自体が楽しいものなので、それだけに得るものを得られずに終わってしまうかもしれません。

目的がしっかりしていれば旅そのものに満足することを防ぐことができます。

自分探しの旅はどこに行けばいい?

自分探しの旅に出かけるにはいくつかおすすめの場所があります。

ここからは自分探しの旅におすすめの場所を紹介していきます。

死ぬまでにやりたいことができる場所

死ぬまでにやりたいことがあるなら、それができる場所に行くのがおすすめです。

『最高の人生の見つけ方』でも、まずは「死ぬまでにやりたいことリスト」を作ってから旅に出発していました。

このようにやりたいことがある場合、それができる場所を事前に調べておくと良いでしょう。

誰も知り合いがいない場所

誰も知り合いがいない土地に赴けば、新しい出会いや価値観が生まれるかもしれません。

どの映画にも共通していますが、今まで知り得なかった出会いを経験して価値観がアップデートされていきます。

旅先で出会った人が、一生の友人になる可能性もありますよ。

自然が多い場所

現代ではスマホやパソコンでいつでも情報が手に入り、誰とでもつながることできる社会です。

便利な反面、それが束縛になり自分を苦しめているかもしれません。

なので一旦、インターネットから離れ、自然が多い場所でデトックスしてみるのもおすすめです。

自然にふれあうことで、いままでなかった自分に出会えるかもしれません。

自分の価値観とは全く違う価値観の場所

あなたがいままで暮らしてきた価値観とは、全く違う世界に足を踏み入れてみるのもおすすめです。

例えば3食ご飯が食べられない国に行ってみたりはどうでしょうか?

もっと手近なものなら、インターネットが通じないところで暮らしてみるものいいでしょう。

反対に人口が少ない場所に住んでいるなら、人がごった返す大都会に行ってみるのもおすすめです。

こうすることで、今までの価値観では見えなかった世界も見えてくるのではないでしょうか?

自分探しの旅を成功させるコツ

これまで自分探しの旅について詳しく解説してきました。

ここからは自分探しの旅を成功させるコツをいくつか紹介していきます。

目的を決めて旅に出る

旅には目的を決めてから出るのが成功のコツです。

  • 『最高の人生の見つけ方』:リストを達成する
  • 『スタンド・バイ・ミー』:死体を見つける

このように、明確な目的を決めてから出発するようにしましょう。

期限を決めて旅に出る

「〇〇までに達成させる」という期限を決めてから、旅をスタートさせると成功しやすいです。

  • 『最高の人生の見つけ方』:リストを達成するまでやめない
  • 『スタンド・バイ・ミー』:死体を見つけるまで帰らない

このように具体的な目的を達成するまで終わらないと決めるのがおすすめです。

実際に『最高の人生の見つけ方』では、リストを達成するところでストーリーが完結しています。

1人でいく

映画では2人以上で旅をしていますが、自分探しの旅には1人で行くのがおすすめです。

友人と行ってしまうと今までの価値観が見直せない可能性があるからです。

映画でも”友人”ではない人物と旅に出ていますよね。

  • 『最高の人生の見つけ方』:カーターとエドワード(たまたま病室が一緒だった)
  • 『ボニーとクライド/俺たちに明日はない』:ボニーとクライド(たまたま街で出会った)
  • 『ロング・トレイル!』:ビルとカッツ(旧友ではあるが40年連絡を取っていなかった)

旅を理由に出会った人なら、新しい世界を見せてくれるかもしれませんよ。

好きなことより得意なことを見つける

やりたいことを見つけるには、好きなことよりも得意なことをまず見つけましょう。

好きなことよりも得意なことを見つける理由は、あなたが継続して続けやすいからです。

例えば漫画が好きだとしても、漫画を描く仕事が必ず得意ということはないと思います。

あなたが好きなことと、得意なことを分けて見つけられると、自分探しの旅を成功させる可能性を上げられますよ。

何もしない時間を楽しむ

時にはダラダラと時間が流れ、そのことで焦りを感じて何かしなくてはいけないような感覚に襲われることがあります。

しかしそんな時こそ、何もしない時間を楽しんでほしいのです。

何もしない時間の中でいままで気がつかなかったことが見えてくることもあります。

旅の中で何もすることがない時間も、それをいけないことだとは思わずに過ごしてみてください。

自分探しの旅を体験できるおすすめの映画

今回は5つの映画を参考に自分探しの旅について紹介してきました。

その中から1本だけ見るのはどの映画が迷ってしまいますよね。

一番のおすすめ映画は『最高の人生の見つけ方』です。

ここからは『最高の人生の見つけ方』について詳しく解説し、また残りの4本の映画についても簡単に紹介していきます。

参考にした映画が見られるのはこちら

最高の人生の見つけ方

映画で自分探しの旅を体験するなら、『最高の人生の見つけ方』が一番おすすめです。

ここでは『最高の人生の見つけ方』のあらすじや登場人物、見どころをできるだけ詳しく紹介していきます。

あらすじ

長年家族のために自動車整備業に勤めてきたカーターだったが、健康診断でガンが発覚し入院を余儀なくされる。

同じ時、実業家のエドワードもガンが発覚し、カーターと同じ病室に入院してくる。

彼らの余命は同じく半年だと宣告された。

カーターが書いていた死ぬまでにやりたいことリスト『棺桶リスト』をエドワードが見つけ、エドワードはカーターを残された時間でリストを達成するための旅に誘うのだった。

カーターは悩むが、エドワードと旅に出ることを決意する。

主要な登場人物と作品情報

  • エドワード・ニコール:本作の主人公のひとり。実業家で超お金持ち。
  • カーター・チェンバース:もう1人の主人公。自動車整備に勤め、家族思い。
  • トーマス:エドワードの秘書。本名はマシュー。
  • バージニア:カーターの妻。
ジャンルドラマ、コメディ
公開年2007年
上映時間97分
監督ロブ・ライナー
キャストエドワード・コール:ジャック・ニコルソン
カーター・チェンバーズ:モーガン・フリーマン
トマス:ショーン・ヘイズ
バージニア:ビヴァリー・トッド
ロブ・モロー
アルフォンソ・フリーマン
など
映画の豆知識

本作は日本でも2019年にリメイクが作成されています。主人公2人を演じるのは天海祐希さんと吉永小百合

さんです。U-NEXTで配信されていますよ。

本作の見どころ

本作の見どころは、『やりたいことリスト』を達成しながら通じ合っていく2人の姿です。

やりたいことリストの中には、現実ではなかなか経験できない内容もあります。

スカイダイビングにスポーツカーでレースなど、映画を通じて経験することができます。

スタンド・バイ・ミー

『スタンド・バイ・ミー』は1986年に公開された青春映画で、少年4人が冒険に出るお話です。

ストーリーは以下の通りです。

1959年、オレゴン州の小さな町。12歳の仲良し4人組が、森の奥で行方不明になった少年を見つけ出そうと冒険に出る。しかしこの2日間の冒険は、それぞれの心に生涯忘れえぬ思い出を残すのだった

引用元:U-NEXT

行方不明になった少年を見つけ、街のヒーローになりたかった4人の少年。

2日間の冒険を経て、彼らは大きく成長していきます。

本作の監督を務めたのはロブ・ライナーであり、上記で紹介した『最高の人生の見つけ方』と同じ人物です。

ジャンル青春、コメディ、ドラマ
公開年1986年
上映時間89分
監督ロブ・ライナー
キャストウィル・ウィートン
リヴァー・フェニックス
コリー・フェルドマン
ジェリー・オコンネル
キーファー・サザーランド
ケイシー・シマーシュコ
など

ボニーとクライド/俺たちに明日はない

『ボニーとクライド/俺たちに明日はない』は1967年に公開されたクライム映画です。

映画の豆知識

『クライム映画』とは泥棒、詐欺などの犯罪を題材にした映画ジャンルのことです。

有名なクライム映画としては『オーシャンズシリーズ』『コンフィデンスマンJPシリーズ』などがあります。

ただ、マフィアが題材になっている映画はクライム映画ではなく、マフィア映画と区別されています。

ボニーとクライド/俺たちに明日はない』のストーリーは以下の通りです。

1930年代のテキサス。出所したばかりのクライドは、ひょんなことからウェイトレスのボニーと意気投合して強盗を働くように。クライドの兄バックとその妻、給油所で働いていた青年C・Wを仲間に迎えて銀行を次々と襲うが、次第に警察の包囲網に追い詰められる。

引用元:U-NEXT

本作はビックになることを目指し、犯罪を重ねるようになった男女の物語です。

ぼんやりとしたまま夢を追い、犯した犯罪に首を絞められていく反面教師のような姿が映画に映し出されます。

先が読めない展開と、急に収縮していくラストが頭から離れない作品です。

ジャンルクライム、アクション、コメディ
公開年1967年
上映時間111分
監督アーサー・ペン
キャストウォーレン・ベイティ
フェイ・ダナウェイ
ジーン・ハックマン
マイケル・J・ポラード
エステル・パーソンズ
デンヴァー・パイル
ダブ・テイラー
など

ロング・トレイル!

『ロング・トレイル!』は2015年に公開された映画で、2人の老人が3500kmという超長距離の自然歩道の踏破を映し出した作品です。

ストーリーは以下の通りです。

セミリタイアに近い生活を送っている紀行作家のビル。平穏な日常に物足りなさを感じていた彼は、家の近くを通る北米有数の自然歩道「アパラチアン・トレイル」の踏破を思い付く。破天荒な旧友・カッツを相棒に迎え、ビルは期待と不安を胸に出発するが…。

引用元:U-NEXT

まさに『自分探しの旅』を題材にした映画で、主人公のビルは今の生活に物足りなさを感じていて、旧友のカッツと旅に出るのです。

日照り日も雨の日も、困難な時でも旅を続ける彼らを通して、見る者も自分を見つめ直すことができます。

実際に足を動かすのは難しいですが、一旦画面の向こうの他人の人生を覗くことで発見があるかもしれませんよ。

むびぞう
むびぞう

この映画はアメリカの人気作家ビル・ブライソンの実話をもとにしているぞ!

ジャンルロードムービー、ドラマ
公開年2015年
上映時間104分
監督ケン・クワピス
キャストロバート・レッドフォード
ニック・ノルティ
エマ・トンプソン
クリステン・シャール

ポップ・アイ

『ポップ・アイ』は2017年に公開された、中年男性が象と共にタイの国土を縦断する物語です。

シンガポールで作成された映画で、ハリウッド映画のような派手さはありません。

しかし日本の映画のように、人間の心情が細かく映像に映し出されています。

成功したかのように見える主人公の苦悩が画面越しにヒシヒシと伝わり、現在居場所がないと感じている方は胸に染みる作品になっています。

ストーリーは以下の通りです。

かつては一流建築家として名を馳せたタナー。今では会社で居場所がなくなり、妻にも相手にされず、人生に疲れきっていた。そんなある日、彼は幼い頃に飼っていたゾウのポパイを偶然見つけ、巨大に成長したポパイを買い取って家に連れ帰るのだが…。

引用元:U-NEXT
ジャンルロードムービー、ドラマ、コメディ
公開年2017年
上映時間101分
監督カーステン・タン
キャストタネート・ワラークンヌクロ
ペンパック・シリクン
チャイワット・カムディ
ユコントーン・スックキッジャー
ナロン・ポンパープ

参考にした映画が見られるのはこちら

まとめ:自分探しの旅に意味はないのか?

今回は自分探しの旅について、メリットやデメリット、成功させるコツなどを映画を通して紹介しました。

紹介した映画はU-NEXTの『可能性は無限大!映画で行く「自分探しの旅」』という特集で紹介されていた5作品を参考にしました。

その中でも「最高の人生の見つけ方」は、自分探しの旅を考えてる方におすすめです。

旅に出る前にも参考になる点がたくさんあります。気になる方は見てみてください。

以下の記事では落ち込んだ時に見ると元気が出る映画を紹介しています。こちらも併せて読んでみてください。

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