【あらすじと名シーン考察】『E.T.』をネタバレ解説!

E.T. レビュー 考察 アイキャッチ

不朽の名作として知られる『E.T.』、僕も幼少期に見て自転車が飛ばないかあくせくしたものです。

しかし最近『E.T.』について調べていると「イエス・キリスト」との関連があるという情報を目にしました。

「まさかあの可愛い”E.T.”が”イエス・キリスト”との関連があるはずがない(笑)」と実際に見て調査してみると、なんといくつも共通点が見つかったのです。

今回は『E.T.』のあらすじや見どころを振り返りながら、”イエス・キリスト”との共通点を解説していきます。

この記事を読めば、今まで気づかなかった視点で映画を楽しめるようになります。

私は”キリスト教”の信者ではありません。しかし、キリスト教の歴史を知ることで「アメリカ映画」の視野が広がるので、ぜひこの機会に『E.T.』で触れてみてくださいね!

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『E.T.』あらすじと作品情報

まずは本作の内容を思い出していただくために、あらすじと作品情報を紹介していきます。

まだ一度もご覧になったことがない方は、一度見た上でこの記事を読んでもらえるとより楽しめると思います。

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あらすじ

地球に取り残されてしまったエイリアン”E.T.”は、親の離婚を受け入れられない少年エリオットと出会った。

エリオットは大人にE.T.が見つからないように家で秘密裏に交流し、絆を深めていくのだった。

しかしE.T.は元の星に帰りたいと願い、帰還のため行動していく。

少年エリオットとエイリアン”E.T.”の友情と家族の絆を描いた物語。

作品情報と予告映像

タイトルE.T.
公開年1982年
上映時間115分(オリジナル版)
監督スティーヴン・スピルバーグ
脚本メリッサ・マシスン
出演ヘンリー・トーマス
ディー・ウォレス
ロバート・マクノートン
ドリュー・バリモア
ピーター・コヨーテ
パット・ウェルシュ
制作国アメリカ
『天使のくれた時間』予告映像

『E.T.』の見どころ3選

ここからはより鮮明に本作を思い出してもらえるように、『E.T.』の見どころを紹介していきます。

E.T.とエリオットが空を飛ぶシーン

やはり本作の見どころに、空を飛ぶシーンは見逃せません。

本作ではE.T.によって空を飛ぶシーンが2回あります。

  • 満月をバックに飛ぶシーン
  • 子供たちで夕日をバックに飛ぶシーン

どちらも印象的ですが、どちらも冒険心を強く揺さぶられますよね。

全ての少年に一度は空を自転車で飛ぶ夢を見て欲しいものです。

E.T.がエリオットの怪我を治すシーン

エリオットがノコギリの歯で指先を切ってしまい、E.T.が光る指先で傷を治すシーンです。

E.T.といえば指先と指先が触れるようなイメージがありますが、実はそんなシーンはありません。

ポスターだけの描写のようで、映画で似たシーンは怪我を治すシーンになります。

エリオットの驚いた表情とE.T.の超能力の凄さがわかるワンシーンです。

E.T.が復活するシーン

E.T.が体調を崩して一度死んでしまいますが、心臓が動き出し再起するシーンです。

心臓が赤く光出した時、嬉しい気持ちになったのは映画の中のエリオットだけではないでしょう。

なぜ生き返ったのかは別の問題として、生き返った後のE.T.が可愛らしいですよね。

「E.T. Phone Home.… エリオット、エリオット」と興奮気味なのがなんとも言えません。

『E.T.』について考察

ここからは始めにもお話しした、”E.T.”と”イエス・キリスト”の共通点について考察してきます。

日本人の我々には「宗教=うさんくさい」というイメージを持ってる人もいるかと思いますが、アメリカ人の63%がキリスト教信者と言われています。(2021年のデータを参考にしています)

キリスト教を知ると、アメリカ映画をより深く見られるようになるので、ぜひ『E.T.』との共通点を知ってみてください!

また監督のスティーヴン・スピルバーグは

「この映画を宗教的な寓話にするつもりはなかった」

引用元:http://christianpress.jp/e-t/

ともコメントしているので、あくまで個人の考察としてお楽しみください。

E.T.とイエス・キリストの共通点

まずはE.T.とイエス・キリストの共通点を挙げていきます。

  • 両者とも他人の怪我を治した
  • 両者とも生き帰った
  • E.T.は花を生き返らせた=イエスは死人を生き返らせた
  • E.T.は空を飛んだ=イエスは水面を歩いた
  • E.T.は復活後UFOで空に消える=イエスは復活後空の雲に消えていった

共通点多いと思いませんか?実はまだまだあります。

E.T.が死亡宣告を受けたのは”15時37分”のことでした。イエスが磔にされ、死亡した時間は明確にはわかりませんがおおよそ3時ごろだとされています。

エリオットと空を初めて飛ぶシーンと、イエスが水面を歩いた奇跡にも共通点があります。

エリオットは着地の際「静かに降りてよ」と言います。そして着地に失敗して転んでしまうのです。イエスが水面を歩いた時は、弟子のペトロを信じて水の上を歩きなさいと言います。ペトロは水の上に立つことができますが、恐れを感じてしまい水に沈みます。

イエスはペトロに「信仰の少ないものよ」と言ったそうですが、エリオットもE.T.を信頼していたら着地に失敗しなかったかもしれません。

むびぞう
むびぞう

2回目の時はそんなこと言ってないし、着地も成功してたぞ!

そろそろ共通点の多さに気づいてもらえたかと思いますが、まだもう少しあるのです。

冒頭のシーンでウサギが何回か撮影されます。ウサギはイースターを象徴する動物です。

イースターとはイエスの復活祭であり、冒頭からE.T.が復活するのを示唆していたのではないかと考えることができます。

また若干根拠に欠けますが、エリオットの妹のガーティは「ママには絶対内緒だ」とエリオットに釘をさされますが、ママに秘密を打ち明けてしまいます。これもイエスが1人の弟子に裏切られるところと似ています。

なぜここまで共通点が多いのか

スティーヴン・スピルバーグ監督は宗教的な物語で作ってないとコメントしていることから、この映画は意図的に共通点を作ったわけではなさそうです。

ではなぜここまで共通点が多いのかというと、監督の中で「奇跡=イエス」というのが当たり前だったのではないでしょうか。

残念ながら監督の宗教的な公言は分かりませんでしたが、幼い頃から聖書を読んでいたなら潜在的に映画に反映されてもおかしくないでしょう。

しかし彼はユダヤ教(キリスト教の旧約聖書とされる書物を信仰)の家庭で育ったとの情報があるため、イエスに関する信仰はわかりませんでした。

キリスト教の旧約聖書と新約聖書

ユダヤ教は旧約聖書とされる書物を信仰していると解説しましたが、イエス・キリストとどんな関係があるのでしょうか?

旧約聖書とはイエスが誕生する前に書かれた書物であり、イエスが誕生した後に書かれたのが新約聖書とされています。

またキリスト教でも旧約聖書を信仰するのは「カトリック」新約聖書を信仰するのは「プロテスタント」とされています。

キリスト教については以下の記事で詳しく解説しています。

あわせて読む

心に残る名作クリスチャン映画おすすめ10選

まとめ

今回は『E.T.』のあらすじや見どころ、またイエス・キリストとの共通点を解説しました。

『E.T.』の考察はたくさんの方がしていますが、この共通点に触れた記事はあまりなかったためぜひ参考にしてもらえてば嬉しいです。

もう一度『E.T.』を見たい、まだ見たことないから見てみたい、という方のために、視聴できる動画配信サービスを調査したので参考にしてください。

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