【ネタバレ解説】映画”テルマエ・ロマエ”のあらすじと感想

ヤマザキマリさん原作の漫画を同名映画化した作品で、濃い顔のキャストと斬新なストーリーが面白い『テルマエ・ロマエ』。

今回は映画『テルマエ・ロマエ』のあらすじやキャストを振り返りながら、見た感想や見どころを紹介していきます。

原作との違いも触れながらできるだけ詳しく紹介していくので、見たことがある人も見たことがない人も面白いと思えるように書いています。

この記事を読むと今まで見えていなかった、映画『テルマエ・ロマエ』の魅力に気づくことができますよ。

『テルマエ・ロマエ』のあらすじと作品情報

あらすじと作品情報を紹介していきます。

作品情報は出演者や予告映像を紹介しています。

あらすじ

時は古代ローマ。浴場設計技師ルシウス・モデストゥスは本来の姿を失ったテルマエ(浴場)の姿に疑問を感じていた。しかし多くの人はルシウスが求めた浴場は「古い」と感じており、新しい浴場を求めていた。ルシウスが浴場設計に頭を抱えていたある時、ルシウスは浴場に開いた穴に吸い込まれてしまう事故が起きる。浴場の穴に吸い込まれたはずのルシウスが水から頭を出すとそこには見慣れない景色が広がっていた。ルシウスはなんと現代の銭湯にタイムスリップしてしまったのであった。

作品情報

タイトルテルマエ・ロマエ
公開年2012年
上映時間108分
監督武内英樹
出演阿部寛
上戸彩
制作国日本
続編テルマエ・ロマエⅡ
予告映像

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『テルマエ・ロマエ』の見どころを解説

「映画は長くて途中で飽きちゃう」という方のために、本作の見どころを厳選しました。

ここでは「ここに注目すると『テルマエ・ロマエ』がもっと面白く見れる!」というポイントを紹介していきます。

紹介するポイントに注目しながら、頭を空っぽにしてポップコーンを片手にゲラゲラ笑っちゃいましょう!

ルシウスが現代に訪れたときのリアクションに注目

ルシウスは古代ローマ人なので、現代の日本からすれば2000年近くも前の人物です。

そのため、ルシウスの「超逆ジェネレーションギャップ」が見どころになります。

ルシウスが初めて口にするフルーツ牛乳の衝撃、現代では当たり前のトイレ機能に涙を流す姿に、なぜか笑いが込み上げてきます。

ルシウスを演じた阿部寛さんの実力が光る、古代ローマ人の姿にぜひ注目して見てください。

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ちょっとチープな表現に注目

本作にちょこちょこ差し込まれる、ちょっとチープな表現も注目してみましょう。

本来チープな表現は映画の質を落としますが、本作ではそれがむしろ良い味を出しています。

例えば、ルシウスがタイムスリップをするシーンで、水に沈むシーンでは緊張感のある表現がされますが、画面が暗転すると急に緊張感がなくなりウケるシーンになるのです。

そしてわたしが一番驚いたのは、真美の父親たちが古代ローマにタイムスリップしてしまうシーンです。

なぜそうなったのかと思うほどチープで逆に面白いので、ぜひそこに注目して見てみてください。

また浴場のおじいちゃんたちや有名な俳優さんたちの演技が、実にわざとらしいのです。

しかし阿部寛さんの迫真の演技とわざとらしい演技が緩急になっており、それもまた本作の見どころと言えますね。

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登場人物とキャストに注目

本作で登場するローマ皇帝のハドリアヌスは、実際に存在したとされる第14代ローマ皇帝です。

またケイオニウスやアントニヌスも実際に存在した人物の名前だそうです。

コメディ映画を見ながら、歴史も勉強できちゃうのは一石二鳥ですね。

またその人たちを演じる”顔の濃い俳優陣”にも注目です。

古代ローマ人を演じられるほど濃い顔の俳優陣はこの映画でしか見ることができないでしょう。

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『テルマエ・ロマエ』の原作漫画との違い

本作は原作が漫画のため、漫画を読んだ後に見てみたくなった方もいるのではないでしょうか?

ここからは映画と漫画の『テルマエ・ロマエ』の違いを紹介していきます。

登場人物の違い

映画『テルマエ・ロマエ』と原作の『テルマエ・ロマエ』で大きく違うところは、登場人物です。

原作でのヒロインは「小達さつき」という女性ですが、映画では上戸彩さん演じる「山越真実」という女性が登場します。

原作の「小達さつき」は

東京大学大学院卒の古代ローマ史研究者であり同大学で教鞭を取りながら母親の流派の名取を受け継ぐ芸妓としても活躍している、伊東温泉内では知らぬ者のない才媛。

引用元:Wikipedia

さらに聡明で美しい女性というという、ぐうの音も出ない神スペックです。

それに対して映画の「山越真実」は

普段は派遣社員として働く漫画家志望。行きつけの銭湯でルシウスと初めて遭遇し、倒れた彼の姿をスケッチした。行く先々でルシウスと遭遇するが、それが原因で派遣の仕事と漫画家のアシスタントをクビになってしまう。

引用元:Wikipedia

と若干ポンコツみを感じるも、親しみやすい人物になっています。

むびぞう
むびぞう

「山越真実」は原作者のヤマザキマリさんがモデルになっているぞ!

それ以外の人物は大きな違いはなく、強いていうならローマ人を演じているのが日本人であるという部分かと思います。

ストーリーの違い

映画『テルマエ・ロマエ』と原作のストーリーではやや異なる部分がありますが、話の流れにそこまで大きな違いはありません。

しかし続編映画『テルマエ・ロマエⅡ』では、ラストが原作とは大きく異なります。

映画ではなんやかんやあって真実が「テルマエ・ロマエ」を大ヒットさせますが、原作ではそうではありません。

原作については以下の記事で解説されていたので、こちらを参考に読んでみてください。

『テルマエ・ロマエ』の考察

ここからは映画『テルマエ・ロマエ』の考察をしていきますが、コメディ映画である本作に対しての考察は蛇足です。

なのでここからの考察は、興味がある方だけ目を通してもらえれば嬉しいです。

なぜタイムスリップのたびにオペラが流れるのか

ルシウスがタイムスリップする時になぜかオペラが流れるのですが、それに理由はあるのでしょうか?

結論は「雰囲気に合わせた選曲」だったのではないかと思います。

流れているオペラは歌劇『トゥーランドット』のアリアとして知られている、通称「誰も寝てはならぬ」です。

ルシウスが涙を流すとローマに戻る理由

ルシウスは現代で涙を流すとローマに戻ることができますが、なぜ涙を流すとローマに戻ることができるのでしょうか?

これはもしかすると、タイムスリップする時のオペラに関係があるかもしれません。

流れるオペラは「誰も寝てはならぬ」ですが、少し表現を変えて「寝る→目を閉じる」という風に解釈すれば合点が行きます。

泣く時は目を閉じることが多いため、泣くことが戻るトリガーになっていたのではないでしょうか。

しかし、真実たちがローマを訪れた時は長期間滞在して寝ている様子も描かれているため、やはりこの作品の特徴であり、そこに深い意味はないのかもしれません

真実たちが古代ローマに行けた理由

ルシウスが現代にタイムスリップできるのは百歩譲って良しとして、なぜ真実達まで古代ローマにタイムスリップすることができたのでしょうか?

その理由はルシウスが現代を訪れたことで、古代と現代がつながったのではないかと思います。

しかし我々の存在する3次元では時間の流れる向きは常に一定であり、戻ることはありません。

そのため、並行世界の古代ローマとつながったのではないかと考えられます。

並行世界とはつまりパラレルワールドのことで、真実が存在する現代を世界①、ルシウスが存在する古代ローマを世界②とすれば時間軸のずれがあっても矛盾がありません。

パラレルワールド説ならルシウスがどれだけ現代の技術を古代ローマに反映させても、真実たちが古代ローマの手助けをしてもタイムパラドックスが起こらなかったことに納得がいきますね。

しかし、この作品はコメディなのでこんなことを考えても無駄かもしれませんね

まとめ

今回は『テルマエ・ロマエ』のあらすじや作品情報、見どころを紹介してきました。

阿部寛さんとルシウスのシンクロ率が高く、また現代にきた時のリアクションがとても面白い作品です。

素直に笑いたい時や流し見するときにちょうどいい映画ではないかと思います。

最後に『テルマエ・ロマエ』を見られる動画配信サービスを調べたので参考にしてください。

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